各戸導入型小型水供給設備の利用における水安全計画的アプローチによる健康リスク管理

学術論文

下記論文が土木学会論文集に採択されました。

各戸導入型小型水供給設備の利用における水安全計画的アプローチによる健康リスク管理
門屋俊祐、牛島健、伊藤竜生、長谷川祥樹、三浦尚之、秋葉道宏、西村修、佐野大輔
土木学会論文集、accepted.

本研究は、過疎地域において今後有効な選択肢となりうる各戸導入型小型水供給設備に関し、設備利用者の健康リスク管理を水安全計画的アプローチにより行うことを提案したものです。肺炎を引き起こすLegionella pneumophilaが処理水貯水槽に侵入した場合を想定し、定量的微生物リスク評価により設備利用における管理基準(消毒剤濃度および接触時間)を算出しました。その結果、重要管理点の管理基準として、「初期遊離塩素濃度2.5 mg/Lの確保及び2ヶ月おきの膜交換」を実施することにより設備使用時の健康リスク管理が可能となるとの結論を得ました。

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門屋俊祐君(D3)の論文が出版されました。

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