川口 菜々美

  • 出身高校:和歌山県立桐蔭高校

研究テーマ

水環境条件が薬剤耐性遺伝子の接合効率に与える影響の解明

研究概要

近年、抗菌薬が効かない遺伝子(薬剤耐性遺伝子)を保有する薬剤耐性細菌による感染症の増加が世界的に問題視されている。このような状況を踏まえ、魚介類や水、作物などを介してヒトの体内に薬剤耐性細菌が取り込まれる可能性があることから、水環境中における薬剤耐性細菌の増加を抑制することは重要である。細菌は、親から子へ細胞分裂によって遺伝子を受け継ぐ垂直伝播と、環境中の他の細菌から遺伝子を受け取る水平伝播によって遺伝子を伝播させる。特に、水平伝播の一種である接合伝達は、異なる細菌種間においても直接接触するだけで遺伝子の受け渡しが可能であるため、薬剤耐性遺伝子の拡散に大きく寄与していると考えられている。さらに、薬剤耐性遺伝子拡散のホットスポットとしてバイオフィルムが知られているが、水環境条件がバイオフィルム形成および接合伝達に与える影響については未だ不明な点が多い。そこで本研究では、水環境条件がバイオフィルム形成および接合伝達に与える影響を評価することを目的とする。

学会発表

  1. 細胞培養時の有機物濃度がバイオフィルム形成および薬剤耐性遺伝子の接合伝播に及ぼす影響の評価
    川口菜々美、Katayoun Dadeh Amirfard、根本真奈、Mohan Amarasiri、佐野⼤輔
    令和7年度土木学会東北支部技術研究発表会
    2026年3月7日、日本大学工学部(福島県郡山市)