安木 大恵

  • 出身高校:明石工業高等専門学校

研究テーマ

汚染源推定に向けた水質モニタリング計画の最適化

研究概要

水環境の健全な管理には、水質汚染の早期検出と汚染源の推定が重要である。しかし、実流域では採水や分析にかけられる人員や費用に制約があり、流域全体を高密度に監視することは容易でない。こうした制約のもとで汚染状況を効率的に把握するために、サンプリング地点を戦略的に選定する手法が求められている。本研究では、PFASや重金属などの流域汚染物質を対象に、汚染源推定に資するサンプリング地点の選定手法の構築を目指す。そのためには、汚染源の位置や放出条件に応じて各地点に現れる濃度変化を予測し、候補地点の有効性を比較する必要がある。しかし、汚染物質の多くは、水温やpHなどの環境条件により酸化数や溶解性が変化したり、水中物質への吸着・脱離を繰り返したりするため、河川流域全体にわたる動態を精度よくシミュレートすることは極めて困難である。そこで本研究では、環境条件依存の化学反応過程と物理輸送過程を連成した水質シミュレーション手法を確立し、多様な汚染源条件に対する濃度時系列を生成する。そのうえで、得られたデータに基づき、汚染源推定や異常検出に有効なサンプリング地点の組合せを探索する。これにより、限られた観測資源のもとでの合理的な観測地点配置の設計を可能にし、河川水質管理の高度化に貢献する。

学会発表

  1. スリランカ・ケラニ川における水質汚染源追跡を目的としたサンプリング計画最適化手法の開発
    安木大恵、佐野大輔
    東北大学土木懇談会2025
    2025年11月7日、東北大学・工学部管理棟サイエンスキャンパスホール
  2. CO2回収を目的としたエアカソード型微生物燃料電池におけるサイズ拡大の検討
    宇田川洋一、吉田愛里、高塚威、安木大恵、田中翔也、佐野大輔、石﨑創
    日本機械学会2025年度年次大会
    2025年9月7日-10日、北海道大学
  3. エアカソード型微生物燃料電池を用いた下水処理場における大気中二酸化炭素回収・固定に関する検討 
    安木大恵、田中翔也、石﨑創、宇田川洋一、吉田愛里、佐野大輔
    令和6年度土木学会東北支部技術研究発表会
    2025年2月28日-3月1日、東北大学・川内南キャンパス