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水質基準項目を用いた水道管路の劣化予測に関する研究

水道管路は、経年劣化などにより、その機能や能力が低下し更新が必要となる。管路更新を効率的かつ効果的に行うためには、水道管路の劣化の状態を確認することが不可欠である一方で、水道管路はほとんどが地下に埋まっているため、道路や橋梁等、他の社会インフラと比べ、目視での劣化状態の確認が難しい。そのため、効率的かつ効果的な管路更新のためには、目視以外の劣化状態を予測できる方法が重要になる。本研究では、水道管路の劣化状態を予測することが可能な水道水質基準項目をスクリーニングすることを目的とする。具体的には、水道管路の劣化状態の診断結果から劣化予測曲線を導出し、その劣化予測曲線と水質基準項目の回帰解析を行うことで、劣化予測曲線のパラメータを推定することが可能な水質基準項目を見出すことを試みる。

1. 水道水室基準項目測定値の長期トレンドと水道管路調査結果の関係（ポスター発表）
   玉石萌子、水谷大二郎、佐野大輔
   第56回日本水環境学会年会（2021年度）
   2022年3月16-18日、オンライン