石井 敦大

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  • 出身高校:群馬工業高等専門学校(群馬県)

研究テーマ

衛生安全計画に基づいた下水処理放流水質の衛生工学的管理方法の構築

研究概要

本研究では、ロタウイルスがオゾン消毒に適応する可能性を検証すると共に、その要因を進化科学的観点から究明することを目的としています。乳幼児下痢症を引き起こすロタウイルス感染症は世界中で報告されており、嘔気・嘔吐と下痢を主とする急性胃腸炎の原因ウイルスです。高度医学的的知識及び衛生設備を整えた先進国も例外ではなく、衛生環境の差にあまり関係なく、世界中の人々に広く感染しています。上下水道の普及した先進国では患者糞便と共にロタウイルスは下水処理場へ集積され、そこでは消毒処理による不活化が行われるため、環境下水中に放流される感染症ロタウイルス濃度は低減します。しかしながら、高い進化速度を示すロタウイルスは消毒剤、遊離塩素に適応する可能性が考えられます。また、ロタウイルスの除去にはオゾン消毒も実施されており、オゾンにもロタウイルスが適応する可能性が考えられています。

略歴

2018年3月 群馬工業高等専門学校環境都市工学科 卒業

2020年3月 群馬工業高等専門学校専攻科環境工学専攻 修了

学会発表

  1. 正則化回帰アルゴリズムを用いた下水処理水中ウイルスの塩素消毒モデル構築に関する研究
    石井敦大、門屋俊祐、佐野大輔
    第58回環境工学研究フォーラム(オンライン)
    2021年11月16-18日
  2. 下水処理水質の衛生工学的管理のための水中ウイルス消毒モデルの構築に関する研究
    石井敦大、門屋俊祐、佐野大輔
    第55回日本水環境学会年会(オンライン)
    2021年3月10-12日
  3. 無機物による活性汚泥中の微生物群集に与える影響(自由投稿発表B:ポスター発表)
    石井敦大,原幸也,原田怜央奈,青井透,宮里直樹
    第56回環境工学研究フォーラム
    2019年12月3日
  4. シリカ(Si)添加による活性汚泥中のBacillus属細菌の優占化と窒素除去性能の検討
    石井敦大,岡田幸,青井透,宮里直樹
    第46回土木学会関東支部技術研究発表会
    2019年3月13日
  5. The Relevance of Bacillus Species and Nutrient Removal using Rotating Biological Disk(ポスター発表)
    Atsuhiro ISHII, Kyuto ISHIDA, Takashi YAMAGUCHI, Masashi HATAMOTO, Toru AOI, Naoki MIYAZATO
    3rd STI-GIGAKU2018
    Nagaoka University of Technology
    October 5-6th, 2018
  6. 3次元モデルを用いた土量算出における最大モデルサイズの検討
    石井敦大,大橋祥子,小林雅人,先村律雄
    土木学会73回年次講演会
    2018年8月31日

受賞等

  1. 第55回日本水環境学会年会・年会優秀発表賞(クリタ賞)(2021年3月12日)